2月くらいからだったか、ディスプレイの調子が悪かった。

満10年稼動だ。当時の売れ筋のCRT。 さすがに10年もたったからか、ついに色がおかしくなり始めたのだった。
白が青やシアンになる。 あったまってくると安定する。
10年間一度もトラブルなく使ってきたが、一般的な寿命はすでに過ぎている。エミッションも相当落ちているはずだが補償回路がたぶんあるのだろう、不満を感じてはいなかったのだが。
エンジニアとしてとるべき行動はまず叩くこと。(^^;
訳が分からなくて叩いているのではない。 むしろ逆だ。
ある程度の時間使っていれば必ず部品の劣化が発生するし、高圧を扱うために強い静電気も発生して埃を吸い付ける。
コネクタのコンタクトが錆や酸化膜で劣化する。
叩くことによって機械的な振動を与える。この振動により、内部にたまった埃のつき方が変わる。 コンタクト面が微細に摺動する。 機械的な位置関係がわずかに変わる。
叩くことによって状況が変化する場合は二つの可能性を示唆する。
(1)接触不良(半田付け劣化、断線を含む)
(2)絶縁不良
電気に明るくない人にはこの二つが同じものと思えるかもしれないがまったく正反対の現象だ。
(1)は導通すべきところが導通しないということ。 (2)は導通してはいけないところが導通してしまうこと。
接触不良はコネクタのコンタクト面の劣化、半田付け不良(経時変化による発現)、振動などによる断線などが原因で起こり、絶縁不良は導電性を持つ埃(湿気によるものも含む)や絶縁材料の劣化などによる。
高解像度カラーCRTは高圧・高速で駆動するので絶縁不良によるわずかなリークも非常に大きな影響がある。
先日一度掃除機で内部の埃を吸ってみた。あまり状況は変わらなかった。 そしてだんだん劣化が激しくなってきた。 叩き加減が難しくなってきたのだ。
どの辺が怪しいのかおおよそ察しは付いていたので、CRT駆動回路基板を診察することにした。
シールドケースをはずし、ソケットが半田付けされた基板をチューブから引き抜く。
埃による影響はなさそうだった。要するにきれいなのだ。シールドケースの本体と蓋の接触も問題はない。
が、怪しげなところがやはりあった。
R・G・Bの各駆動Trに放熱器が付いているのだが容量が小さいためかシールドケースも放熱に利用していた。絶縁性があると思われる黒いテープ状のものが放熱器上面に貼ってあったが、角が欠けているものがあった。
おそらく経時劣化で硬化して剥がれ落ちたのだろう。
RとGの駆動電流がコレクタにつけた放熱器を経由してシールドケースへリークしていたと思われた。
温まれば膨張係数の違いで基板はたわむし金属のシールドケースも少し伸びるから絶縁が回復しやすい状態になったのだろうと推定。
つまり、この部分のリークが原因であった場合、症状との整合が合理的に説明できる。 ほぼ確信。
シリコングリースを塗ってもよかったが手が汚れるので電工ビニルテープを貼って補修。
結果は上々で、ぴたりと症状は止まった。
表示はまだまだバリバリOK. なかなかいいディスプレイだぞ。だめならまた新たな投資をしなければならないと思っていたが、暫くは大丈夫だろう。
テーマ:PC不調 - ジャンル:コンピュータ
- 2007/03/31(土) 23:32:43|
- テクロノジーに関するつぶやき
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おばんでした、しばらくです。
なんと雪ですか? 静岡県清水市は真夏日(!)だったようですよ。
東京では夕べ遅く嵐が吹き荒れましたが今日は日中はぽかぽかの春らしい日でした。
昔、真空管のテレビはよく叩きましたよね。 放熱のための空気穴がたくさんあり埃が入りやすいのと、チャンネルダイヤルが機械式の接点を数多く持っていたこと、要交換部品である真空管はソケットに差し込まれていたこと、かなり熱を発生するため部品の劣化が早いことなど、いろんな不利な要因がありました。 部品自体の信頼性も現在ほどではなかったとも想像されます。
叩いてある程度状況が改善するような場合にはちょっとした修理で直る可能性があります。
でも液晶ディスプレイはバックライト以外は手を出せませんよ。 メーカーでも修理は困難と思います。
集積度と実装密度が非常に高いので、新しいのを買ってしまったほうが早道で結局お得です。
- 2007/04/01(日) 19:45:03 |
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- 寄生細菌 #PSahtwF.
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おはようございます。
しばらくぶりのコメです。
今朝の釧路は・・・又・・・雪です・・・。
へぇ〜 叩くのかぁ・・・・当方の技はここまで・・・・。
後はからっきしなのです。笑)
- 2007/04/01(日) 07:49:24 |
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- ひげ #-
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